日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト

日本財団 みらいの福祉施設建築プロジェクト|第3回募集期間 2023年6/1(木)-9/15(金)

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特集

審査委員のインタビューや過去の助成決定団体のコメントなどさまざまな内容の動画や記事をアップしていきます。

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開催概要

名称

第3回 日本財団
みらいの福祉施設建築プロジェクト

開催趣旨

日本ではこれまで時代のニーズにあわせた多くの福祉施設が設置されてきました。日本財団においても、こうした社会のニーズに対応するべく、40年以上にわたり、時代の要請に応じた数多くの福祉施設の建築助成を行ってきました。
近年、少子高齢化や多様性の尊重、コミュニティの希薄化といった社会背景の変化に伴い、福祉施設は、多機能化や地域貢献への動きが活発となり、地域福祉を担う拠点としての役割が求められています。少しずつではありますが、地域の中に設置し利用者と地域の交流を促したり、利用者や働くスタッフのことを考えたりするデザインの施設も増えてきました。
本プロジェクトは、つながりの希薄化などの地域社会の構造の変化を見据え、福祉施設が、地域課題を解決するなどの地域づくり・まちづくりの核となる「福祉施設3.0」となることを目指します。そのためには、サービスを充実させニーズに応えていくことに加え、場所としての魅力や居心地の良さに繋がる建築デザインの力が重要です。福祉施設に、建築デザインの力が合わさることで、地域にひらかれた魅力ある場所となり、地域社会に貢献し、地域社会から愛され、地域福祉の拠点となってほしいと考えます。
福祉施設が、施設を利用する方や家族、そこで働くスタッフ、地域の方々にとって誇りとなり、地域にひらかれた、だれにとっても身近で重要な場所であるという考えを広く周知し、これからの福祉のあり方を考えるきっかけにもなることも期待しています。

助成額

●上限金額
事業規模に見合う適正な金額を助成

●最大補助率
事業費総額の80%

●助成件数(目安)
10事業程度

助成対象

●対象となる団体
日本国内にて次の法人格を取得している団体:一般財団法人、一般社団法人、公益財団法人、公益社団法人、社会福祉法人、NPO法人(特定非営利活動法人)、医療法人
※一般財団法人および一般社団法人については非営利型のみ対象とします。
※医療法人については、経過措置型医療法人でないことを条件とします。
※設計者参加資格は「第3回 日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト募集要項 <設計者向け>」「設計者参加資格」に記載のとおりです。

●対象となる事業
福祉事業(※)を行う施設や事業所の建築関連事業(新築/改修・増築等/外構工事)
※福祉事業とは、社会福祉法に定める第一種社会福祉事業および第二種社会福祉事業を指します。

スケジュール

●申請締切
2023年9月15日(金)17:00
※申請は2023年8月1日(火)より可能となります

●1次~2次審査
日本財団および審査委員による書類審査(募集締切後~2023年11月下旬)

●最終審査
事業実施団体と設計者によるプレゼンテーション(2023年12月17日・18日)
最終審査プレゼンテーション実施要項はこちら
設計者の実績資料(指定Wordフォーマット)はこちら
工事費と設計監理費に関する情報記入シート(指定Excelフォーマット)はこちら

募集概要

申請条件

●事業実施団体と設計者が協働すること
●本プロジェクトの趣旨に沿ったものであること
●募集要項の記載内容を遵守すること

申請方法

●本サイトで募集要項をダウンロードし、詳細を確認のうえ、申請してください
●事業実施団体による各種書類の提出と、設計者による設計デザイン案の提出が必要です

募集要項

下記ボタンから2種類の募集要項(PDFファイル)をダウンロードしてください。事業実施団体と設計者それぞれが、両方の募集要項を必ずご確認ください。また、申請に必要な日本財団指定の様式はこちら(Zipファイル)からダウンロードしてください。

※ダウンロード時に警告が表示される場合がありますが、一部ブラウザ(Google ChromeやFirefox)の仕様によるもので、ファイルの安全性に問題はありませんので、そのままダウンロードしてください。

※2023年7月10日
「申請Googleフォーム下書きシート【提出不要】」を修正しています。
可能な限り新しい様式をダウンロードしご使用をお願いいたします。
なお、誤植の修正のため、以前の様式を既にダウンロードし準備を進められている場合でも、大きな影響はございません。ご申請の際は、Googleフォームにある説明書きもご確認ください。

※2023年8月1日
①募集要項(事業実施団体向け)の一部変更を行っています。
・変更箇所:「5.助成金の上限金額および補助率」
(変更前)決定時の事業費総額は1万円未満切り上げとし、助成金額は1万円単位となります。
(変更後)決定時の事業費総額は1万円未満切り捨てとし、助成金額は1万円単位となります。
②上記に伴い指定様式の「③収支予算書【団体名記入】」を変更しております。お手数ですが新しい様式をダウンロードしご使用をお願いいたします。

メール配信

本プロジェクトの最新情報をメールでご案内しています。ご希望の方はこちらでご登録ください。
※一部のメールアドレスが、システムの問題等でエラーになっています。メールが届いていないと思われる方は、再度ご登録いただくか、下記へご連絡ください。
fukushi-kenchiku@ps.nippon-foundation.or.jp

審査について

審査委員長

審査委員

審査の視点

1組織(申請団体)について

信頼性

組織や活動についての情報公開を適切に行っているか、または外部機関による組織評価を受けているか。

2事業の目的(目指す状態)について

新規性(みらいの福祉)

地域の特性やニーズに沿った“みらいの福祉”を目指しているか。

3事業内容・計画について

計画性・具体性

事業の目標が目的に沿って明確に設定されているか。
目標を実現するための事業計画・資金計画が適正かつ合理的であるか。

連携とその効果

多様な関係者を巻き込み、事業の社会的意義を高めるとともに効果的に実施する工夫があるか。

継続・発展性

助成終了後においても活動を継続、発展させていくための十分な自己財源や資金調達の計画があるか。

4建築について

デザイン性

施設を利用する人や地域住民が心地よく過ごせ、誇りを持てるような空間であるか。
地域にひらかれた、“みらいの福祉”を実現するための建築であるか。

継続・発展性

助成終了後においても活動を継続、発展させていくための建築になっているか。

1次審査結果

1次審査通過事業(50事業)を決定いたしましたので、下記の通り報告します。
※申請件数:116事業(重複申請を除く)
※記載事項:設計デザイン案登録番号、事業ID
1次審査通過事業(PDF)

2次審査結果

2次審査結果について、下記の通り報告します。
なお、2次審査不採択事業については、以下PDFをご覧ください。
2次審査不採択事業(PDF)

【2次審査通過事業(8事業)】
※記載事項
設計デザイン案登録番号
設計デザイン案タイトル
事業実施団体/設計者

NFP0007
里山を再生し、地域とともに生きる  「木の駅」と「森のこもれび館」から始まる、暮らしの中のエネルギー革命
(福)悠和会/カスヤアーキテクツオフィス一級建築士事務所

NFP0022
だんのはるオーガニックケアガーデン
(特)おおいた子ども支援ネット/有限会社アトリエ・ワン

NFP0025
スウィートポテト・リトリート
(福)福祉楽団/有限会社アトリエ・ワン

NFP0045
にちこれ
(医)医王寺会/株式会社パトラック

NFP0064
石神井いとなみの起点
(福)東京都手をつなぐ育成会/ケアスタディ株式会社一級建築士事務所

NFP0097
多機能型重症児者等通所施設「すまいる畑」
(福)道/b.i.n木村敏建築設計事務所

NFP0111
みんなのまち-地域と福祉の日常的な関わりをつくるプラットフォーム-
(福)優樹福祉会/有限会社辺見設計

NFP0126
あまやの舎
(特)CCV/建築設計室わたなべ

(以上、設計デザイン案登録番号順)

“みらいの福祉”の例

本公募が申請事業に求めたい“みらいの福祉”の例を記載します。これらすべて当てはまっている必要があるというものではありません。支援対象とする人や地域により、必要とされるニーズや目指す姿はそれぞれです。どのような姿を目指していくのか、事業実施団体と建築設計者、その他関係者が一体となって議論を深め、計画をするための参考としてください。

●<全体>時代と共に変化するケアのニーズやあり方に応えるため、制度に関わらず、地域や利用者のために大切にしているケアの理念や計画がある。
●<利用者(高齢・障害等)>支援する側・される側ではなく、人と人との関係であるという考えのもと、各スタッフが、利用者のその日の状態を見て個別に必要なケアを判断し行う。
●<利用者(高齢・障害等)>利用者の意思を尊重し、毎日いきがいをもって過ごしてもらうために、本人の身体能力や認知能力にかかわらず利用者の希望を叶えるためケアの方法を工夫する。
●<利用者(障害(就労)等)>利用者の能力を決めつけることなく、施設内で支援される側から、地域社会の一員として活躍できるように、本人のステップアップを可能にする仕組みがある。
●<利用者(児童)>子ども期はその後の人生の土台となる重要な時間であるという認識のもと、本人の成長段階に併せた適切なケアを行いながら自身の成長を促す環境を整える。
●<利用者(児童)>どのような環境にある子どもも将来に多くの選択肢を持てるという考えのもと、子どもと養育者が孤立したり不安を抱えたりすることなく安心できる居場所になる。
●<スタッフ>施設で働くスタッフが誇りやいきがいをもって働くため、時代にあわせた組織運営(研修や情報共有、権限の移譲等)の仕組みを構築する。
●<全体(地域)>施設は地域を構成する一員であるという考えのもと、施設が地域ケアや地域の課題解決の機能を有する。
●<全体(地域)>利用者だけでなく、地域のために施設があるという認識のもと、施設に集う住民と利用者のつながりを生む仕掛けをつくる。
●<全体(地域)>地域住民が自然と施設に集まる仕掛けがあり、地域住民が施設を身近に感じたり、誇りに思うことができる。

よくある質問

本プロジェクトに関する「よくある質問」とその回答をこちらのページでまとめて掲載しています。お早めにご確認ください。

痛みも、希望も、未来も、共に。